こんばんは。

nemoyan2009-10-25

今日の天気は、なんとか持ちました。
でも、肌寒い一日でしたね。

さて、私は今日も朝から朗読公演の準備と本番で忙しくしていました。
今回の朗読公演は、鹿嶋中央図書館さんから依頼で数える事、8回目。
確か、宮沢賢治新美南吉芥川龍之介等、日本を代表する文豪の作品を
演劇人が、読む世界を提供して来ました。

私も、ずっとスタッフで関わってきましたが、いろいろと耳から入ってくる
役者が演じて、発する活字の世界は、とても新鮮で発見がある。
そして、舞台もちゃんと丁寧に作り上げ
音と照明が入り、もう読み手が演じる一人芝居と言っても過言ではない。

今日の朗読公演も、ほぼ50席が埋まり満員御礼でした(感謝)
そして、今日の太宰治の『カチカチ山』。
う〜〜んとても、深〜い話でした。

もちろん『カチカチ山』とは、ウサギが親しい老婆を殺したタヌキを成敗する日本の民話。

それを、太宰治がウサギを陰湿で残酷なものとして扱い、十代後半の潔癖で純真(ゆえに冷酷)
な美少女に置き換えている。対するタヌキは、そのウサギに恋をしているが故に、
どんな目にあってもウサギに従い続ける愚鈍大食な中年男として書かれている。

ある意味、太宰の世界の中年男のタヌキは、私とオーバーラップするとこがあり(笑)
でも、ホントに他人事では無かったなぁ・・・。

読み手は、Ploject麗舞の代表、生井沢弘美は、見事65分の作品を読み上げる。
ホントにお見事でしたあぁ(カチカチ・・・違うか、パチパチ)

終演後リブメンで記念撮影

公演風景は、のちほどPloject麗舞ホームページで。

昨日は、自分の足で走り、今日はリブ平台を軽トラに積んで、走れnemoyanでした。
明日は、雨の一日みたい。

仕事終わりにゆっくり、休もう。