24H

震災から早2週間が過ぎた。

振り返るとその時間が短いか長いかは分からない。

今まで、あった日常を奪った災害。

平和が当たり前で、同じ事の繰り返しが、『どれだけ幸せの時間だったか』を感じる余裕も少し出来た。

今日は、朝までで仕事を上がり、
20年近く同じ活動をしてきた年上の友人の父の葬儀に参列した。

肺がんを患い、長い闘病生活・・・
そしてこの震災を乗り越えて、再び生きていこうと言う矢先の旅立ち。

ほんの僅かな時間だが、彼と共に故人を見送る事が出来た。

ご冥福をお祈りします。

その後、参列した劇団の仲間と食事しながら震災後のお互いの出来事を語った。
お互いの無事を確認しあい、つくづく生きていて良かった。

久しぶりに直接に仕事と家族以外であって話したようだ。

ちょっとだけ葬儀後、不謹慎かもしれないが心が和んだ。
これも友人の人柄が仲間を惹きつけたパワーである。

この震災を経験して、誰もが当たり前の日常が幸せだったと思い知る。

時間は、残念ながら戻す事は、出来ない。

でも、だからこそ人と人の繋がりをよりいっそう大切にしたい。


劇団の仲間。
あの時は、大変だったけどみんなで一つの事を成し遂げて良かった。

今、同じ事は出来ない状況になっている。

フィットネスの仲間も同じ。
当たり前だった場所がない悲しみは、みんな同じはずだ。

運動できない気持ちは、またフィットネスが再開するときまで
とっておこう。

さて、明日も仕事。

この24時間、私は少しだけ心が安らいだ。